確実にお金を増やすためにやらなくてはいけないことは、自分がどういう生き方をしたいのかということを書くことです。
目的もなく、ただお金のことを考えている人は、お金の亡者です。「何のために」という目的がないから、お金が増えていかないのです。
お金は人生を豊かにさせる「手段」であって、目的ではありません。お金のために働く人生にならないためにもあなたの夢を書いてみましょう。
どんな人生にしたいか、は人それぞれですが、今回はイチロー選手や稲盛和夫氏の夢の描き方を参考にして解説していきます。
自分の人生で成し遂げたいことを書いてみましょう。このとき遠慮は無用です。「無理かな」など考えずに、好きなだけ妄想を膨らませて夢を描いてください。イメージが湧いたら、できる限り細かく、具体的に考えていきます。
イチロー選手は小学校6年生のときに「ぼくの夢」を書いています。
以下は当時の作文の原文です。
一流のプロ野球選手になり、ドラフト入団で契約金1億円という目標をかかげています。小学校6年生で目標が明確化されているのに驚きますが、達成したときのイメージを描き、言葉にすることで、結果的に現実化できています。
「夢」がなければ成功しないということをイチロー選手は証明したのではないでしょうか。
京セラの創設者である稲盛和夫氏も著書『君の思いは必ず実現する』にて、
「人生は自分が描いたとおりになる」と書いています。
子ども向けの本ですが、大人も学ぶべきところが多い一冊です。
私は尊敬する経営者からオススメしてもらいましたが、成功している方も愛読書の1つとして活用しています。
お金を増やすためには、その目的、つまり、夢を描かない限り、それは手に入れることができません。
その手助けをするのがライフプランを決めることなのです。いくらお金を稼ぎたいかではなく、自分の生き方の軸を決める、つまり、何を目的に生きていくかを決めることがとても重要になってきます。
私は2009年に扶桑社から「晴れた日に傘を買う人はお金が貯まる」という本を出版しています。
雨がふったときは、需要も値段も高いので、よい傘を選ぶことができません。需要が下がり、値段も下がる晴れた日に買うのです。私はこの哲学はすべての行動にあてはめてみるべきだと思っています。
お買い得品を手に入れるためには、前もって計画を立てなくてはいけません。お金が増えない人は、行き当たりばったりの短期的な計画しか立てません。
一方、経営者や富裕層と呼ばれる人々は、長期的な計画をたてます。将来に対してきちんと計画が立てることができれば、生活にかかるお金が少なくすむことを知っているからです。
未来とは、「起こる」ものではなく、あなたが「起こす」ものです。このように自分のお金をコントロールするポイントは、時間をコントロールすることです。
「時は金なり」とは、まさに未来設計図を描くことなのです。
本気でお金を増やすためには、自分が本当にやりたいことは何か、そのためにはいつまでいいくら必要かという未来設計図を作ることが大切です。
どんなことを書いたらよいかわからない人は、イチロー選手の小学生の作文や稲盛氏の著書などを参考にしてください。
実際、私のセミナーで1年後の目標や「時間もお金も家族もすべて気にしないとしたら、本当にあなたがしたいこと、生きたい人生は何ですか?」という項目で、「カフェを開きたいと思った」と目標が明確化できた方もいらっしゃいました。
お忙しい毎日だと思いますが、是非一度取り組んでみてくださいね。
HRB-C20181025-433